4’33”がスマホアプリ化したおはなし

2018.08.08
スマホアプリ、4分33秒

こんな現代音楽作品をご存知でしょうか?

 

 

こちらはジョン・ケージ作曲「4’33″」という、

あまりに有名な現代音楽作品です。

 

いかにも素敵な演奏を披露しそうな男性が立派なグランドピアノの前に座り行うことは、

一定の時間=4分33秒がすぎるのをただじっと待つこと。

 

これは舞台の上の演奏を聴くのではなく、4分33秒間、

会場のざわめきや空気のゆれる音を鑑賞することが目的で、

二度と同じ音楽が生まれない偶然性を表しているとされます。

 

 

さて、そんな「4’33″」ですが、公式でスマホアプリがリリースされました。

 

https://itunes.apple.com/jp/app/4-33-john-cage/id808378692?mt=8

(appストアへとびます)

 

 

こちらは手元のスマートフォンで「4分33秒間」音を録音し、世界中に公開できるというもの。

もちろん、他の人の作品も聴くことができます。

 

これまでの4’33″の「演奏」とされるものには制限が多くあり、

コンセプトはわからないこともないけども

正直「聴く」にはつらいな、という印象でした。

 

しかしアプリなら手軽に鑑賞ができる上、

「4’33″そこに生まれた音を聴く」というコンセプトが完璧に作品化できます。

これはとても面白い、ありそうでなかったものです。

もうコンサートホールで耐え忍ぶ必要はありません。

 

有料ではありますが、一聴の価値ありです。

私も自分の「4’33″」を作ってみようかと思います。

私が書きました

鶴澤茉莉江