「ViReal」で音の世界へ

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「ViReal」で音の世界へ

仕事でお疲れの方、学校でお疲れの方や、家事育児でお疲れの方も
きっと非現実的な癒しが欲しいと思います。

ゲームが好きな方やアニメが好きな方は、
その世界の中に自分も行ってみたいと思ったことがあると思います。

そんな願いをかなえてくれるであろう最新技術が実現するの!?
今回は夢のような音声技術についてご紹介したいと思います。

その名も「ViReal(バイリアル)」

今、世間を賑わせている前後左右上下360°見渡すことができる映像技術「VR」
その没入感から人々が長年夢に思ってきた
「現実とは別の世界」へ入り込む疑似体験を可能にしました。
分かりやすく言ってしまえば 「ViReal」はその音声版と言えます。

録音・編集・再生を含む立体音響技術の名称で、
人が歩く音、物が落ちて転がっていく音などをYAMAHA独自の技術によって
前後左右上下の音の動き・変化を感じさせてくれる最新音声技術。

この「ViReal」すごいんです。VRは専用の機械を装着しないといけませんが
「ViReal」はなんと、一般宅にあるような普通のヘッドホンでいいんです。びっくりしますよね。

この技術ですが、2018年1月から本格的に提供され始めるようです。楽しみですね。

 

ゲームに導入され始めている「ViReal Headphone」

今年行われた東京ゲームショー2017にて
『モンスターハンター:ワールド』がお披露目となりましたが
モンスターハンターの今作にはなんと!
「ViReal」の技術を導入しているということが発表されました。

ViRealという技術は4つのカテゴリに分けられており、
そのうちモンスターハンター:ワールドに使われているのは「ViReal Headphone」!
前述のとおり、家庭のヘッドホンで3Dオーディオを体験可能にする技術です。

360°全方向の音をコントロールする「ViReal Headphone」の高品質な立体音響が、これまでにない臨場感と没入感を“音”の面からも提供します。

引用:https://www.yamaha.com/ja/news_release/2017/17092201/

と、YAMAHAで紹介されている360°音声はいったいどのようなマイク録音をしているのでしょうか?

・・・もう見えているかと思いますが、
下図のミラーボールのようなマイク、これがViReal Micと呼ばれているものです。

チャンネル数は驚愕の64ch。
ナニソレ?というチャンネル数によって全方向の音声を集音し、3D音声を作っていくようです。
マイクをいっぱい使うのかと思いきや、一つのマイクにチャンネルが集約。
恐ろしいマイクもあるものですね・・・。見えてるだけでも30chは超えてます。笑

実際に「ViReal」の技術を体験してみた

2017年12月14日発売の『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』では、
上記でご紹介しました、 ViReal Headphone が一般提供に先駆けて採用されました。

(1分40秒付近のナイフの音が右から前、上下に振る音が動いていくのがわかります。)

人は左右の耳に入るわずかな音の違いを聞き分けて方向を判断し、
音を立体的に捉えています。
「ViReal Headphone」は、左右の耳に入る音を機械的に制御することで
ヘッドホン・イヤホンでも立体的な音響効果を再現します。
約 100 人もの人間の耳・頭部の形状を
独自に収集、解析、学習することで独自の頭部伝達関数を開発。
あらゆる方向への滑らかな音源移動による
圧倒的な立体サウンドを実現できます。

引用:https://www.yamaha.com/ja/news_release/2017/17092201/pdf/1709220101.pdf

HRTF (頭部伝達関数、音が左右の耳に入る際の変化を表す関数)を開発。
担当者いわく「従来のヘッドホン立体音響技術とは歴然と違う」立体感を実現したとうたいます。

ぜひみなさんにも聴いていただきたく、実際のゲーム音声をご用意いたしました。
目を閉じて感じてほしいので音声のみを持ってきました。
お持ちのヘッドホンで聴いてみてください。

【サウンドチェック用の音源】


この音声はキャラクターの向く方向を何度も変えることによって音の動きを聴き比べています。
35秒まではTVスピーカー音源で、突然右から左に音が移動する瞬間が何度もあるかと思います。
36秒からはヘッドホン用の3Dオーディオに切り替えています。
ここからViReal Headphoneの技術です。

付けて聴いていただけると分かると思いますが、滑らかに音が移動していますよね?
左から右へ、自分の頭の後ろを通過しているような・・・。

このようにスピーカーでは音は左右に分かれていますが、
3Dオーディオではなめらかな音の状況変化が楽しめます。
これまで以上にゲームの世界観を味わえる、素晴らしい技術です。
今後はゲーム以外にも、館内放送・案内・レクリエーションの場等に応用されていくと予想されます。

この技術を活かしてどんなことができるか?

ここが一番のミソだと思います。

ちなみに私が想像したのは、
VR+ViReal+AIの技術で360°映像360°音声の世界の中にAIでキャラクターを登場させ、
会話したり、遊んだりして生活する現実逃避の世界・・・なんて、これはあくまでも例えばですが。(笑)

また、現実とはまったく異なる世界に完全に入り込むという仕組みだったり、
それこそ実際に学校に行くのが困難な人が、
机に置いたロボットと映像音声をリンクさせることによって、
同級生と一緒に学業を学ぶことができるようなことも、もしかしたらできるかもしれませんね。

様々な使い方が想像でき、今後の音声技術の可能性が大きく広がる一歩になりました。
もし何か面白い3Dオーディオの活用方法がありましたらぜひ教えていただきたいです。

みなさんもこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

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