顧客へ”伝える為”の考え方

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顧客へ”伝える為”の考え方

クリエイティブコンテンツを制作する上で最も重要な事。それは何でしょうか?

WEBサイトを作るとき、映像・音声コンテンツを作る時など、クリエイティブコンテンツにはたくさん種類がありますが、それらに共通して言える事は、何か。

それは、『誰に、何を知ってもらいたいか』を明らかにする事。

特に『誰に』の部分があやふやになってしまうと、「何を知ってもらいたいか」も幹の太いしっかりした訴求になりません。

今回は、”伝える為”の考え方をご紹介したいと思います。

 

事例紹介

A株式会社は、企業紹介の映像制作を行いたいと思っています。

A株式会社の依頼は、営業でも、リクルートでも使えるように映像を作りたいと思っています。

 

会社を紹介するという意味では、「営業面」「リクルート面」どちらとも共通して紹介すべき情報あります。

しかしながら、「営業面」「リクルート面」では『伝えたいメッセージ』が異なります。

その様な状況の中で、「営業でもリクルートでも使いたい」映像を作れば、コンテンツに盛り込みたい情報の内容が、核心を突いたものではなく、

どちらにも、共通していえる事しか盛り込めません。

 

「営業面」においては、企業の信頼性や、歴史、規模、提供する商品やサービスの特徴を中心に紹介していきます。

「リクルート面」では、企業の信頼性や、商品やサービスの特徴という部分においては営業用の内容は共通しますが、リクルートにおいて盛り込む内容は、実際に働く環境や、人事面でも制度などが重要です。

営業用の映像を実際にリクルートで作成すると、求職者に伝わらないですし、リクルート用の映像を営業で使用すると、営業先の知りたい情報が不十分であったり、必要のない情報が盛り込まれてしまう可能性が高いです。

 

繰り返しになりますが、「誰に何を伝えるか」という事を中心に考えれば、制作するコンテンツの内容はより効果的に絞る事が可能です。

 

「その人用」にカスタマイズされたメッセージであればあるほど効果的

「その人用」というとイメージが湧きにくいかもしれません。

例えば、その映像があなたの為だけに映像で、「あなたが求めている答え(情報)」や「あなたにとって最高に感情をくすぐってくれる演出(情緒)」が盛り込まれ、それ以外の要素が一切排除されたものだったとしたらどうでしょう。

 

少し話はそれますが、結婚披露宴の時によくある、「新郎新婦の為のビデオメッセージや余興映像」。

 

これが上映されたときに、主役の新郎や新婦が涙を流して感動するのはなぜでしょう?

それは、「あなたの為だけにカスタマイズされた映像」だからです。

「誰に何を伝えるか」が究極に凝縮された映像のカタチの一つといえるでしょう。

 

それでは、商業用に応用して考えてみましょう。

「誰に」を明確にする

営業用に使う映像の場合、情報を伝えたい相手は、「営業先」になります。

もっと細かく細分化する事も可能です。

想定する営業先で、この映像を見るであろう人は「どのような立場の人で、どのような年齢層で、どんな事にリテラシーが高い人なのか」。

「誰に」を絞る事ができればできるほど、より効果的にコンテンツ制作を行う事が可能です。

 

例えば、第一階層「新規の営業先」、第二階層「相手先経営層」、第三階層「ITに詳しい30台後半」、第四階層「新しい物が好きな人」という風に「誰に」を仮定します。

 

「何を」を考える

何を映像コンテンツを使って伝えたいか。

それは、映像を見てもらう事によって解決したい、「コミュニケーションのゴール」を設定する事です。

「新規の営業先」の「経営層」で「ITに詳しい30台後半」しかも「新しい物が好きな人」が対象で、その人に「自分の感性があう、A株式会社の提供している新しく導入したいIT型人事表制度の導入のしやすさ」を知ってもらう事が「コミュニケ―ションのゴール」であるならばどのように考えましょうか?

営業先

営業先が視聴者である場合、まず知りたい事は、「どんな会社」であるか、そして、「どの程度信頼性が高い会社」なのが大切ですね。

特に、新規の営業先はこちらの会社がどのような会社か分かりません。信頼を得るには、「会社としての歴史とこれまでの歩み」は訴求するためには必要かもしれませんし、その他、歴史を語れない場合は「会社規模」「成長度」を盛り込むと信頼してもらえるかもしれません。

或いは、「CSR活動」や「何に信念をもって事業展開をしているか」でも良いかもしれません。

経営層

経営者の関心事は、サービスを導入する事によって出る、「費用対効果」である事が多いと思います。

サービスの価格を知らせる事は大切ですし、その効果を示す根拠も盛り込むとよいでしょう。

ITに詳しい30台後半

ITに詳しい30台後半は、丁度インターネットを会社で使う事があたり前となってきた世代です。

そんな人に、ITとは何か、インターネットとはといった所まで詳しく説明すると、まどろっこしくて仕方ありません。

(インターネットネイティブでない50代以上の世代だと、そこまで必要かもしれませんが・・・。)

ITに詳しい層は特に、効率が好きな傾向があるので、「端的にどのようなサービスの使用感なのか」「どれだけ導入が簡単で、スタッフに受け入れられやすいか」などを訴求する内容の方が好ましいでしょう。

また、ソフトウェアのインターフェイスがどれだけ「スタイリッシュか」という事も訴求ポイントになるでしょう。

なのであれば、映像のデザインやナレーション、音声に関してもスタイリッシュに演出する必要があります。

新しい物が好きな人

新しい物が好きな人は、他社がまだほとんど導入していなくて目新しい物である事を伝える必要があるでしょう。

ただし、信頼性は担保する必要があるので、事例紹介は必要です。

この売りたいサービスを導入している企業にはどんな会社があるか、「実績」を示す必要がありますが、実績として挙げる事例も相手先の会社が一目置いたり、似たような会社は心に響く可能性が高いでしょう。

まとめ

というように、今回は映像制作を例にして、クリエイティブコンテンツを作る上で、「誰に何を伝えるか」という「コミュニケーションの為のゴール設定が必須であるというお話をさせていただきました。

ユーザーがコンテンツにふれた時に、「あ、それ私の事!」って思わせる事ができるかどうかで、クリエイティブコンテンツの効果が左右されます。

よってこれからWEBサイトを作るにせよ、映像をつくるにせよ、「誰に何を伝えるか」を最初にきっちり決めて、取り組まれてはいかがでしょう。

 

 

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