今、静的な動画がキている?

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今、静的な動画がキている?

 

サティスファイング動画
マネキンチャレンジ
などの言葉をご存知でしょうか?
今回はじわりじわりと流行している、いわゆる「バズ動画」であるこちらの動画たちをご紹介します。

 

動画なのに静止?マネキン動画

 

マネキンチャレンジとは、名前の通りその場に居る全員がマネキンのように固まっている姿を動画として収めた「バイラル・インターネット動画」である。

話題性を狙ったこういった動画は、主にシェア・拡散を目的にTwitterやInstagramなどSNSで使用される事が多い。

このマネキンチャレンジブームの発端は、
2016年10月にフロリダの学生達が投稿した動画であったとされています。


これを発端にマネキンチャレンジ動画が世界中で流行、スポーツ選手や政界の有名人まで撮影しており、特にスポーツ選手の投稿作品は参加人数も多くクオリティが高いと人気のようです。
とんでもない体勢でピタリと固まっているものは流石の一言。

元ビートルズであるポールマッカートニーや

大統領選の当日に投稿された、ヒラリークリントンの投稿。


カメラだけが動いてゆき被写体がピクリともしないこれらの動画は、
まるで時が止まっているかのように不思議な感覚を与えます。
2013年頃から大ブームとなった、写真でありながら動きの一瞬を切り取った「マカンコウサッポウ」と
動画でありながら静止の一瞬を切り取った「マネキンチャレンジ

スマホ一つで撮影出来る手軽さも相まって
この流行の流れは必然的だったかもしれません。

日本では主に高校生などを中心に流行しており、#○○学園などのハッシュタグと一緒に投稿されている事も多いようです。

 

SNSを中心に流行。サティスファイング動画

 

サティスファイング動画とは:
「サティスファイング動画」とは、ある特定の作業の繰り返しや、完全にパターン化された動作や機械作業を、ゆったりとした音楽に合わせて流す、ビデオクリップのことだ。
ソーシャルメディア分析会社のブランドウォッチ(Brandwatch)によると、インスタグラム上では#satisfyingvideosのハッシュタグがついた投稿が、28万件以上も存在する。
そうこうしている、わずか2分のあいだにも、13件ずつ投稿が増えているという。

例えば、メトロノームが延々同じリズムを刻む。
例えば、ペンキが混ざりマーブル模様が作られる。

そういった短い映像をFBやTwitterでよく見かけます。

このサティスファイング動画にはブランドも続々と参入しており、
センチュリーリンクの新サービス「プリズムTV」のプロモーション動画として
ペインティングナイフを使い絵の具を混ぜ合わせる様子が撮影された動画が人気を博しているようです。

あるいは、逆に“スッキリしない瞬間”を集めた「アンサティスファイング動画」なども

UNSATISFYING from PARALLEL STUDIO on Vimeo.

何故今この動画が流行る?

 

サティスファイング動画はしばしば「ASMR(autonomous sensory meridian response:自律的感覚絶頂反応)」に似た効果を得られると言われている。

ASMRとは、例えるなら「布が擦れる音、雨の音、ハサミで物を切る音」など、
特定の音や映像などで、精神をリラックスさせながらもゾワゾワとした快楽を得る状態であり、
この感覚は「ブレインガスム(脳のオルガスム)」と名付けられています。

これらを活用したCMにリッツクラッカーなどがあります。

制作はクライアントである食品メーカーMondelez/東西食品と、広告代理店FCB Seoulとのコラボ。

以前こちらの弊社ブログ記事で紹介された「『ワンダ 極(きわみ) ブラック』のCM」も手法は違いますがASMRに共通点がありますね。

流行りものには流行る理由があります。

受動的に心を無にして視聴出来るこれらの動画は、不思議と「催眠効果」を感じ、完全視聴率も高く
日々を忙しく過ごす現代人だからこそ
瞑想のように「一瞬一息をつける」動画を、世間は求めているのかもしれません。

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