人工知能で作曲?

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人工知能で作曲?

 

音楽を作るルール

文章を書いたり絵を描いたりするのと同じで、
楽曲を作るにもやり方、メソッドのようなものがあります。

「コード進行」や「ハモリ」という言葉がありますが、
この音のあとにこの音が続くと気持ちがいい、
この音とこの音が一緒に鳴るときれい、
といった規則にならって人は作曲をします。

一般的に「メロディ」「リズム」「ハーモニー」が音楽の3大要素と言われ、
メロディに後からハーモニーをつける人もいれば、
リズムにメロディを乗せる人、はたまたその逆など、方法は様々です。

人工知能に作曲はできるのか?

最近話題になっている「Deep Bach」というツールがあります。
これはディープラーニングを利用した人工知能、
いわゆるAIがクラシック作曲家バッハの音楽を模倣するというもの。
オリジナルのメロディを作るのではなく、
バッハ本人の作ったメロディにハーモニーをつけています。

バッハの作曲のパターンを学習させ、
賛美歌を自動生成して「バッハっぽい」音楽に仕上げているのですが、
果たして本当にバッハが作ったような曲になっているのでしょうか?

 

結論としては、かなり近いものになっています。
バッハの作曲技法を忠実に再現し、
バロック時代のコラールのような音楽が作られています。

しかしよくよく聴いていると、所々おかしなハーモニーが聴こえてきます。
やはりそこは人工知能と言わざるを得ません。

また、昨年ソニーコンピュータサイエンス研究所が
「Flow Machines」という作曲AIを使って
ビートルズ風の楽曲を公開したことも話題になっています。

 

膨大なライブラリ情報を学習して音声合成で作曲するため、
様々な「○○風」楽曲が作れるようです。
ただ、こちらも聴いていると所々展開に違和感があったりします。

作曲にはメソッドがあると先に述べましたが、
もちろん絶対のルールではありません。
人それぞれの好みや癖、微妙な加減が曲の豊かさに繋がっていて、
人工知能には再現できていないところなのです。

より良いものを作るために

画期的な音声合成

以前、こちらの記事でナレーション収録の
音声合成技術について触れていましたが、もっと進歩すれば
CMの音楽もナレーションも人工知能によって制作される、
なんていう未来があるのかも知れません。

しかし、これらの技術はあくまで道具。
最新の技術をツールとして使いこなし、
全く新しいコンテンツが生み出せるよう、
私たちは日々努力を欠かさずまい進しております。

 

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