音の制作現場でもVR?

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音の制作現場でもVR?

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PlayStation VRが話題になっていますね。
そこで今回は音の制作現場でも身近になってきた、バーチャル・モニタリングの話題を。

 

制作環境≠再生環境

ナレーション収録を行ってMAをする、それは全てスタジオで行います。
もちろんスタジオという場所は、防音された静かな環境で機材やスピーカーも良いものなので、
音を聞くにはとても良い環境で音を鳴らすことができます。

しかしスタジオで作業を終えて納品した音源が、どんな状況で流れるのかは本当にそれぞれです。
CMであれば色々な家庭のテレビ、車中のラジオで聞かれるでしょうし、
Web広告であればノートパソコンのスピーカーや
スマートフォンで聞かれることもあるかもしれません。
制作環境に近い、プロスタジオで再生されることはまず無いでしょう。

つまり制作環境と再生環境は当然、大きく違いがあるのです。

再生環境を再現する商品

制作環境と再生環境が違う。そうであればやはり
再生環境に近い状態で音を確認したい、
色々なシチュエーションでモニタリングしながら作業したい、
という願望が生まれます。
そんななか、数年前にFocusriteの「VRM BOX」という商品が発売されました。
(私は未購入ですが、、、)

高クオリティーのヘッドフォンインターフェイスと専用のソフトを組み合わせることで、
ヘッドフォンの中で、スタジオ、リビング、寝室という「場所」と
その場所で鳴らす「スピーカー」を選択して、その環境を再現するというものでした。


ヘッドフォンながら、プロ仕様の大スタジオでのリスニング環境から
寝室でテレビから流れてくる音を聞くという状況まで、
その場の再生環境を再現しながら制作を行えるという面白いコンセプトの商品です。

 

今年発売されたプラグイン「Waves NX – Virtual Mix Room」もなかなか面白いものです。

これもヘッドホンを使うタイプのものなのですが、
ノートパソコンに搭載されているようなWebカメラを使って、
自身の顔の動きを検知することで、自分の目の前にスピーカーがあるかのような音場を再現します。
バーチャル空間で、部屋の広さ、スピーカーの角度や方向などの調整が可能。

 

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前述の「VRM BOX」との大きな違いは、
例えば作業をしながら右を向くと音は左耳の方へ寄り、左を向くと右耳の方へ寄っていきます。
自分の動きに連動して、まさに自分の前方で音が鳴っている感覚です。

 

 

皆さんの耳に届くまでこだわりたい

技術の進歩、新しい試みは制作に関わる人間として本当にワクワクします。

今回紹介した2つの商品も面白いですが、やはりまだVR(仮想現実)はあくまで仮想。
実際にその場所その環境で聴く感じとは、まだまだ別物ですね。

制作に関わる人間として、
実際にみなさんの耳に届くところまで、しっかり拘りたい。
そんな気持ちで日々頑張っています!

なんでもご相談ください!!

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