ジョゼと虎と魚たち

2017.02.27
映画、ジョゼと虎と魚たち、妻夫木聡、池脇千鶴

 

こんにちは、岸本です。

今回もまたおすすめの映画をご紹介したいと思います。

 

 

タイトル:ジョゼと虎と魚たち

 

いつかあなたはあの男を愛さなくなるだろう。
と、ベルナールは静かに言った。
そして、いつか僕もまた、あなたを愛さなくなるだろう。
われわれは、またもや孤独になる。
それでも同じことなのだ。
そこに、また流れ去った一年の月日があるだけなのだ。
ええ、わかってるわ。と、ジョゼが言った。

(フランソワーズ・サガン 『一年ののち』 作中より引用)

 

 

監督は犬童一心さんで妻夫木聡さん・池脇千鶴さんW主演の作品。

よくある純愛でハッピーエンドな恋愛映画ではなく、現実を描いていて

はっきりといって見た後味はそんなによくないです。

 

ただ主人公である恒夫(妻夫木さん)を憎めないのは、

純粋で自分の欲に忠実、無邪気な少年の様をうまく演じているからかもしれません。

 

対してジョゼ(池脇さん)は博識で、強い女性。

でもその強さの中にも我慢していることがいっぱいあるのだと思います。

またジョゼは脚が不自由なのですが

通常映画などでは身体障害者という要素を「悲恋の物語」といった形で

ドラマチックに取り上げようとすることが多く感じるのですが、

この映画ではジョゼの個性の一部として扱われているようで好感を持てました。

 

感情の移り変わりがうまく表現されている映画で、

ラスト付近の恒夫の涙は考えさせられます。

 

 

おすすめなのでぜひお時間のある時に

ご覧下さい。

 

 

 

 

私が書きました

岸本 大士